New Tennis Tips by Hiroshi Miyamura イラスト 宮古 哲
第17回、フォアハンドグランドストロークにはトップスピンドライブ、スライスドライブ、フラットドライブがあります。
There are 3types of forehand topspin drive slice drive and flat drive。
Drive doesn't mean top spin ,
Drive used in Japan ,doesn't mean top spin over seas,
日本ではほとんど人がドライブと言うと、トップスピンドライブを指すと思ってますがこれは間違いです。
前進することをドライブと言うのであって順回転の多くかかっているのをトップスピン回転の余りかかってないスピードのあるのをフラットドライブ、逆回転のアンダースピンのよくかかっているのがスライスドライブと言います。
またサイドラインに並行打つボールをストレートと言っていますが、これはダウンザライン と言い、ストレートは日本語英語です。
第25回、片手打ちバックハンドはラケットを軽く握り打点をできるだけ前にとる。
For a one-handed back hand,hold the racket lightly and strike as far forward as possible,
両手打ちと比べると片手打ちバックハンドの打点は身体のかなり前ににあります。
テークバックで肩を十分回した状態からそれを戻しながら肘、グリップエンドと打撃に向かいますが、グリップエンドを前に突き出すためには握りを軽くすることは不可欠です。
速球を打つためにも握りを軽くすることでラケットを速く振ることが出来るようになり、スピードボールにつながるということです。
握りは軽くは、片手打ちバックには欠かせない動作です。
第24回 片手打ちと両手打ちバックハンドの違いを知ることで片手打ちバックハンドスライスが容易になる
Two handed players are also recommend to use onehanded when hitting a slice.
Knowing the difference between two-handed and one handed hitting point will make it easier to hit a onehanded slice,
普段両手打ちでバックハンドを打っているプレーヤーもスライスを打つ時は片手打ちバックハンドを勧めます。
片手打ちスライスは両手打ちに比べると打点範囲も広く緊急事態に臨機応変に対処できるしドロップショットにも適しているので最近ではプロ選手のほとんどが打ち合いは両手打ちのトップスピンでスライスは片手で打っています。
第20回、ノーバゥンドで打つドライブボレー練習でグランドストロークのコントロールと打撃感覚を良くする。
Develop control and power of ground strokes by practiising drive volleys hit fromclose to the base line,
ボレーは普通ネット際からテークバックを殆んど取らずに角度をつけてポイントに結びつけるのが基本ですが、サービスライン後方からノーバゥンドで打つショットのことをドライブボレーと呼んでいます。
ネットまでの距離がかなり有るのでグランドストロークのようにテークバックを十分取りコントロールして打たなければなりません。
グランドストロークの得意な女性プレーヤーが今まで多用していましたが、最近では男子プロまでが良く使うようになりました。
このドライブボレーは威力とコントロールが大切で狙った場所に打つにはトップスピン回転をあまりかけ過ぎると威力とコントロールが上手くいきません、またドライブボレーはベースライン近くに打たれた深いボールの返球に便利です。グランドストロークに威力がない、コントロールがイマイチと思っているプレーヤーはドライブボレーの練習をお勧めします、かかりすぎトップスピン回転防止と打撃感覚が心地良くなります。
第18回、パワーサーブ。パワーショットの源はグリップを常に軽く握ること
The source of the power serve and power shot is to keep the grip light all the time.
To send a strong breeze with a fan.
You need to relax grip and and fan fast.
サーブでもグランドストロークでもグリップは軽く握ることがお勧めです。
教えていた生徒から何処にマメができるのがいいのですか?という質問を受けたことがあります。
テニスを初めた。ばかりではマメも出来ますが、鉄棒にぶら下がっているのではないのでいつまでもマメができるのは問題です、常にグリップに力を入れてるからで、これでは速いパワーショットは打てません。
軽く鳥の雛でも握っているいるようにグリップを握ります。
例えば扇子をしっかり握り風を送ろうとしても強い風は送れません、強い風を起こすには扇子を速く動かすことですが、速く振ろうとすると手には全く力が入ってないことに気がつくと思います。
同じようにラケットを軽く握ると、速く振ることが可能になりラケットの振りの速さイコール打っボールの速さになるのです。
試合中大事なところで突然テニスが変わり球が遅くなったりするのは緊張で手に力が入ってしまい練習の時とは全く違うテニスになってしまっているからです。
16,フォアハンドの威力を出すには物を押す時のように直前に力を入れたり抜いたり出来る柔らかさが大切
Bend your elbows and relax. Do not hit with your elbow straight.
その昔フォアハンドを打つのに肘を真っ直ぐにしなければと肘に添え木を当てるようにハンガーを当てて練習したと言う話を聞いた事がありますが、とんでもない練習です。
肘を真っ直ぐにすると常に力が入った状態になり柔らかさがなくなるので速いボールは打つ事はできません。
力が入ったフォームからはスピードボールは生まれません、重たい物を押す時に一度力を抜きますが、このように力を抜いた状態から打つ事が大切なのです。
15,威力あるトップスピンフオアハンドは下からボールを打ち抜く。
How to hit a powerful top spin forhand.
威力あるトップスピングランドを打つにはボールをこするイメージは全く無く、ボールを下から上に打ち抜くことが大切です。
ボールをこすると回転がかかり過ぎトップスピンロブのように軽い威力の無いボールになってしまいます。回転は相手コートに入れる為に必要不可欠ですが回転が多ければ多いほど前に飛んで行くスビードは遅くなります。飛ぶ軌道もそんなに高くなくボールに威力も回転も十分あり相手コートに突き刺さるようなショットはボールを下から上に擦り上げるのではなく強く打ち抜きます。また擦り過ぎはストリングも頻繁に切ることになるので不経済です。
14、フォアハンドはラケットを早く引くことよりまず両肩を回す。
フォアハンドを上手く返球するにはラケットを早く引くことより先ず両肩を回すことが大切です。
フォアサイドにボールが飛んで来ると思ったら、先ず両肩を回します、テークバックも少しとることができ、ターンからラケットを引きながらボールがバウンドする方向に走り、ヒッテイングポジションに入ります、そしてラケットの動きを止めずにタイミング良くボールを打つのです。
ラケットを早く引くことだけに集中するのではなく肩を先ず回す、この動作は早くヒッテイングポジションに入るには走りやすくグランドストロークには何よりも大切な始めの動きになります。
13、フォアハンドはグリップを厚くすることで攻撃力が増す
最近のテニスは高い打点で打たされることも多く今までのイースタンフォアハンドグリップでは返球も難しくなってきています。
グリップを厚くするメリットは身体の前の高い打点でボールを捕らえやすいこと、またトップスピンも容易に打つことができます。
相手から打たれたスライスやドロップショット等のバウンドの低いボールに対してはラケットを薄く握り変えることで対処します
グリップは日頃から臨機応変に変えられるようにしておくことも現代テニスには欠かせません。
12、パワーフォアハンドは構えから打撃までスウィングを止めずにに打つことが重要
It is Inportant for the power forehand to swing the racket without stopping from the ready position.
ラケットを早く引いて! テニスコートでよく耳にするアドバイスですがラケットを早く引き過ぎるとラケットの動きを一度止めてボールを待って打つことを意味します。
構えから溜めてきた動き、リズムを一度止めることになり0からの再スタートになるので決していいことではありません、ほとんどの人がボールが近くまで来てテークバックしようとするのでこう言われるのだと思いますが、早く引いてボールを待って打つのではなく、構えからボールが飛んで来る方向に肩を回しボールのスピードに合わせラケットを引き始めスウィングを止めることなくタイミング良く打つことが一番で、そうすることで大きなテークバックになり、リズムも取りやすく打撃したボールの威力も増しパワーフォアハンドに繋がるのです。
11.ラケットを軽く握ることでパワートップスピンフォアハンドが打てる
You can hit power topspin forehand by grasping the grip.
パワースピードのフォアハンドを打つには力がいると思っていませんか?
幼いジュニアでも大の大人より速いボールを打っているのはラケットの握り、振り方にあります。
グリップを小指、薬指に主に力を入れ軽く握ることです、そうすることで打撃前にグリップエンドを身体より前につき出すことが出来、ボールを強打することが出来ます。
イラストではフォアハンドトップスピンドライブを打っているところですが、グリップエンドがかなり前に出ていてそこからボールを打撃しています。この時少しでもスピンを多くかけようと擦りあげようとするとスピードは減速してしまいます。
イラストのようにボールより低いところからボールを直接打撃することで回転の十分かかったパワートップスピンが可能になります。
10、トスしたボールをもう一方の手のボールで撃ち落とす。
Shoot down the tossed ball with the other hand ball.
サーブはリズムが大切でいつも同じリズムで打つことが安定したサーブを打つ秘訣です。
トスしたボールをもう片方に持ったボールで投球するように当てる練習を薦めます。初めのうちは肩に担いだ状態からトスしたボールを狙い上手く当てられるようになったら構えから投球するように後ろに担いだ状態からからボールを狙います、サーブの練習にマンネリになった子供達にはお薦めのサーブ練習です。
7、ラケットを短く持ってスライスサーブとスピンサーブの違いを知る。Hold the racket short.
Hold the racket short and know the difference between slice serve and spin serve.
ラケットを短く持ってラケットを立てて面を横に動かすとボールに横回転がかかりスライス回転になりますその時、グリップエンドが手首の下辺りに当たります。またラケットを横にしてラケット面を下から上に移動すると、立て回転がかかりスピンサーブになります。グリップエンドはスピンサーブでは肘からかなり離れた所でフイニッシュ、ラケットを短く握ることでスライスとスピンの大きな違いを知ることができます。スライスもスピンもまずラケットを短く持って練習する事から始めるといいでしょう。
6、低い姿勢から3種類のサーブの違いを知る、Know the difference between the three tipes of serve from a low position,
片ひざ立ちの姿勢でラケットを短く持ち、フラット、スライス、スピンサーブの練習をするとフラットサーブはサービスボックスに入れるのは無理がありスライスは少し膨らみを持たせることで辛うじて入り、スピンサーブは楽々ネットを越え入ります。フィニッシュはフラット、スライスに比べスピンサーブは体の真横になるくらい大きく右になります、スピンサーブはネットが高くなる片ひざ立ちの低い姿勢でマスターしたいですね。
5、フェンスでフラットサーブの打点、パワーサーブのコツを学ぶ。 Lean the RBI of flat serve using the fence
フラットサーブの打点はサーブの中でも打点が一番身体の前になるので、フェンスを利用してトスしたボールをラケット面でキャッチする練習を薦めます。ボールをバーンと打つのではなく面で軽くつかまえる感じです。理想的な打点でボールをとらえているか、高さもチエックします、グリップエンドがまず最初にフェンスにタッチ次にラケット面でボールをとらえます、鋭いフラットサーブを打つにはこのグリップエンドファーストが欠かせません、
4、サーブのトスはボールを棚の上そっと置くように、Service toss puts the ball on the shelf.
安定したサーブを打つにはトスしたボールがいつも同じ打撃ポイントにあることが大切です、トスするボールを手から離すのも打撃ポイントの近くまで持っていきそっと置くようにし、ボールを投げ上げるのは厳禁。
3、スライスサーブはボールの鼻を切る 、Slice serve hits like cutting the nose of the face.
トスしたボールを顔にみたて正面から鼻を潰すように打つのがフラットサーブならスライスサーブは右利きの人なら鼻を左から右に叩くように切ると重いスライスサーブになります。ボールの耳を切ると回転ばかり多い軽いスライスサーブになります。
2、サーブは Up together Down together リズムで
安定したサーブを打つにはいつも同じリズムで打つことが大切です、そのスタートの構えからトスを上げる時トスボールを持った手とラケットを持った手を一度一緒に下ろし一緒に上げるこのダウンツゲザー、アップツゲザーリズムが重要です。プロ選手のほとんどがやっているこのリズム、安定したサーブを打つ為には不可欠な動作です、あなたも是非真似してみてください。Rhythm is Inportant for serve.
1,パワーサーブを打つにはラケットをやわらく握り速く振る、ムチを軽く握り速く振る要領 、Serve hits like a whip.
サーブを打つ時足元から膝、腰、肩、肘、手と溜められた力が打点で爆発してボールのスピードとなるわけですがムチを振るように軽くグリップを握り速くラケットを振り抜くことがポイントで振りの速さがサーブスピードに比例してきます、ラケットに力を入れてしっかり握ったりすると逆の結果になります.大事なサーブポイントで緊張して力が入り思ったようなサーブが入らなくなるのはこういうことです。