2021/05/08 20:22

Speaking to oneself 皆さん聞いてください私の独り言、第2回

Speaking to oneself 皆さん聞いてください私の独り言

     第2回沢山の方に羽田空港で見送られタラップからカワサキの木のラケットを振りながらロスアンジェルスに向かう私ですが、飛行機に乗っている最中に祖母は亡くなったと後で聞かされました、残念です。

     祖母は私の母の親ですが、私が小学生だった頃良く我が家にバナナを携え、来てくれました。

     なんだ,バナナかと思われるでしょうがバナナは当時 高級品で病気しないと食べられないくらい貴重な物でした。

     今は安い果物の 代表になっていて玉子と並んで物価の王様、物価の優等生と言われる 品物ですが、当時は今の高級メロンに匹敵するくらい高額な物でした。

     バナナを携えて来る途中、遊んでいる私を発見する否や、ひろしちゃん ひろし、ひろしぃーと大声で叫びます。

     早く家にもどれということです。 祖母はバナナと小遣い20円をいつもくれるので盾は突けません、小遣い 20円は当時アイスキャンデーが5円でしたからお年玉の次ぐらいの 嬉しい出来事でした。

     渡米前に挨拶に訪ねた際、88才でしたが あまり外出していないようなので公園に手を繋いで散歩に出掛けました 祖母は喜んでいたしその時は良かったのですが、後で考えると2日後に 亡くなったので私が至らん事してしまったかなと後悔しました。

     ロスアンジェルスに向かう飛行機の中では乗客は一杯で私の隣の席は 黒人の可愛い2,3才の女の子、その隣にはお母さんらしき日本人の女の人 時間が経つにつれて女の子に好かれベタベタしてきます、キスでも してきそうな勢い、お母さんは私を見てニャニャ笑い29才の大の大人である 私ははずかしいやらどうしていいのかわからない状態に突入、 これがアメリカのスキンシップか、と思いながらアメリカに向かう私でした。